平成29年司法試験民法(解説編)
平成29年予備試験民法(解説編)
平成28年予備試験民法(解説編)
平成27年予備試験民法(解説編)
こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから
<前回までのあらすじ>
今日からは,司法試験29年36問(民法)を実践的に検討していきます。では,はじまり,はじまり。
こんにちは,東さん。早速,昨日の続きで,司法試験29年36問をやっていきましょう。
また,忘れないように伝えておきますが,司法試験29年民法(解説)更新しました。
では問題文を載せておきます。
司法試験29年36問(民法)
団体等に関する次の1から5までの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものはどれか。
- 1.組合の債権者は,各組合員に対して,その権利を行使することができない。
- 2.組合員の債権者は,組合財産に対して,その権利を行使することができる。
- 3.一般社団法人の債権者は,各社員に対して,その権利を行使することができる。
- 4.一般社団法人の社員の債権者は,法人の財産に対して,その権利を行使することができない。
- 5.権利能力なき社団の債権者は,各構成員に対して,その権利を行使することができる。
まず,どの肢から,入っていきましょうか。
なるほど,そうですね。肢「1.組合の債権者は,各組合員に対して,その権利を行使することができない。」の結論はどうでしょうか。
そうですね。組合は,あくまでも契約で,組合員の財産と組合の財産は完全に切り離されていませんからね。
詳細を復習したい方は,こちらより確認ください。
次は,肢2ですね。
まあ,そうですね。芸がないですが,ひたむきにやるしかありません。肢「2.組合員の債権者は,組合財産に対して,その権利を行使することができる。」はどうですか。
いいですね。確かに,組合員の責任財産と組合の財産は繋がっています。ただ,他の組合員の財産とも組合の財産は繋がってますね。
そうですね。組合の財産関係を押さえていれば,しっかり解答できますね。
詳細を復習したい方は,こちらも確認ください。
次は,肢「3.一般社団法人の債権者は,各社員に対して,その権利を行使することができる。」ですね。
どうでしょうか。
そうですね。ポイントを押さえれば,正解が導けます。
詳細を復習したい方は,こちらも確認ください。
司法試験29年36問(民法)肢3 第6回
次は,肢「4.一般社団法人の社員の債権者は,法人の財産に対して,その権利を行使することができない。」ですね。
どうでしょうか。
そうですね。筋が分かれば正解できます。
詳細を復習したい方は,こちらより確認ください。
司法試験29年36問(民法)肢4 第7回
はい,この問題は,テクニックがどうこうという話になりませんでいたね。
コツコツ検討する形で良いと思います。
それでは,今日も時間となりましたので,終わりにします。
この続きは,また明日,お楽しみに。