前回までのあらすじ:
因果関係における重要論点、犯罪行為の後に介在する事情がある場合、発生した結果と行為との間に因果関係を認めてよいのか、いわゆる危険の現実化について検討しました。
今回からは、正当防衛について議論しますよ。
では、はじまり、はじまり。
スク東先生:こんにちは、東さん。それでは、早速、正当防衛について検討しましょう。
スク東先生:まあ、皆さん、いろいろ忙しいでしょうからね。ですので、さっさと入っていきます。
問題は、令和元年15問の肢2「いわゆるけんか闘争において相手方に対してした暴行行為については、正当防衛が成立する余地がない」です。正しいですか、間違っていますか。
東:えっと、間違ってます。
スク東先生:そうですね。どうしてでしょう。
東:はい、正当防衛の成立は、けんか闘争という形式だけではなく、実質も見て全体として判断すべきたからです。
スク東先生:なるほど、ですので、正当防衛が成立する余地はあると・・・。いい感じで押さえてますね。
スク東先生:なるほどね。じゃあ、質問ですが、この問のポイント、わかりますか。
東:えっ、なんだろう?!
スク東先生:あのー、同じ問題がそのままでることは、通常ありませんよ。意味もわからず、やっても後が続きません。それ、まずいです。
東:うーん。サクサクとか、いっている場合ではないですね。
スク東先生:はい、量をこなすという意味では、早くやるも大事なんですが、ただ進んでもね・・・・。
スク東先生:そうですね。じゃあ、考えてもらいますか。ささっと、すぐに説明をしても、どうせ忘れてしまっては意味ないですからね。
東:わかりました、やってみます。
スク東先生:ぜひ、頑張ってください。ただ、やみくもになっても困るので、ヒントを出しましょう。問題文にはなんとありますか。そこから、整理してみくださいね。くれぐれも、難しくするのは止めましょう。
東:なるほど、変にこねくり回すと後がつづかないからですね。
スク東先生:はい、そういことです。それでは、今日も時間となりましたのでこの辺りにします。この続きは、また来週お楽しみに。
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テーマが先に進んでますね!ただ誤字いくつかが、ちょっと気になります。
お手隙の際に、因果関係の整理もよろしくお願いします。大変な時期ですががんばりましょう!
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