司法試験29年31問(民法)肢アを検討する 第2回 親族の範囲(民法725条3号)

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年31問(民法)肢アを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,司法試験29年31問(民法)肢「ア.EはAの親族である。」を検討していきます。
事例は,A男はB女と婚姻したが,Bには姉Cと妹Dがおり,Cには配偶者Eがいる。その後,Aは,Bの同意を得て,Fを養子としたが,その縁組前からFには子Gがいた場合です。

結論は,どうですか。

考えている

間違っていますね。

どうしてですか。

東花子さん

条文です。

なるほど,そうですね。確認しましょう。

(親族の範囲)
第725条
次に掲げる者は、親族とする。
一  六親等内の血族
二  配偶者
三  三親等内の姻族

なるほど,AとEは,血族ではないでしょうから,姻族にあたるかです。

東花子さん

はい,そうですね。姻族は,配偶者の血族です。Cは配偶者Bの血族ですが,Eは違います。

そうですね。Eは,Cの配偶者ですからね。

考えている

ええ,ですので,本肢は誤りとなります。

いいですね。それで,大丈夫でしょう。

東花子さん

えっ,いつもと展開が違うような・・・。

あれ,気付きました?
まあ,親族の定義ですので,これは知っとくようにということでしょう。

東花子さん

そうですか。ただ,一応,考えて見たいですね。

なるほど,そうですか。まあ,あえて考えてみるとそうですね。
配偶者の家の関係で,同じ生活圏に入る可能性が可能性をイメージするとよいかもしれません。

東花子さん

確かにAとEが一緒の生活圏に入ることは,通常考えにくいですね。

そうですね。
あと,姻族と親族関係に入る上で大きい点,特別の事情がある場合に扶養義務(877条2項)を負う可能性がある点があげられるでしょう。今指摘した実情を踏まえると,さすがにAとEに親族関係を発生させることは,おかしいですね。

東花子さん

なるほど,良くわかりました。

はい,正直この辺りは,覚えてしまえばお終いなところかもしれません。ただ,実際に想定されている事実を踏まえて押さえると記憶が強化されるでしょう。

考えている

確かに,そうですね。

まあ,こういう場所は,実際に答案に書くこともないでしょうから,ある程度,自由に考えていいところです。
ポイントとしては自分なりに少し仕掛けをしておくと,勘違いが押さえられるでしょう。

東花子さん

わかりました。あとその際は周辺知識を使うことは大事だと思いました。

そうですね。やみくもに考えると,方向性がずれる恐れがあります。ある程度の自由は許されますが,その辺りには,配慮しましょう。では,今日も時間となりましたので,終わりします。この続きは,また明日,お楽しみに。



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