司法試験29年26問(民法)肢5を検討する 第11回 売買と抵当権消滅請求(民法577条1項)を考えよう その1

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年26問(民法)肢5を検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,司法試験29年26問(民法)肢「5.売買契約の目的不動産について抵当権の登記があるときは,買主は,抵当権消滅請求の手続が終わるまで,代金の支払を拒むことができる。」を検討していきます。

結論はどうでしょう。

考えている

正しいですね。

どうしてですか。

東花子さん

条文だと思います。

そうですね。確認してみましょう。

(抵当権等の登記がある場合の買主による代金の支払の拒絶)
第577条
1.買い受けた不動産について抵当権の登記があるときは、買主は、抵当権消滅請求の手続が終わるまで、その代金の支払を拒むことができる。この場合において、売主は、買主に対し、遅滞なく抵当権消滅請求をすべき旨を請求することができる。
2.(略)

確かに,577条1項に,肢の答えがありますね。

考えている

はい,ですので買主は代金の支払いを拒めます。

なるほど,その通りです。ただ,東さんこの条文,知ってましたか。

東花子さん

うーん,正直,分かっていません。

そうですよね。結局,本番は条文が見れないので,今の解答は現実的でないです。
もちろん,事前に覚えるにしても,意味を押さえないと,すぐに忘れてしまいますね。

東花子さん

はい,そう思います。ですので,例によって条文の意味を考えていくわけですね。

その通り!ポイントわかってますね。それでは,どの辺りから考えていきましょうか。

東花子さん

原則からでしょうか。

いいですね。方向性が分かってきました。そこから考えると,どういうことになりそうですか。

東花子さん

うーん,あまり考えたことないのでちょっと時間貰っていいですか。

そうですね。まあ,ヒントになりますが,考える際には,原則といっても,私的自治の原則とかではなくて,一般的に条文がなかったら,どういう取扱いになるかについて考えてみてください。

東花子さん

へぇー,どうしてでしょう。

いやぁ,条文は,社会の問題点を解決するために作られてます。ですので,条文がない状況を想定すると,自ずと想定されている問題点が浮かび上がってくるんですよ。

東花子さん

なるほど,それが条文の必要性になるんですね。ぜひ,やってみたいと思います。

いい返事ですね。ぜひ,頑張ってみてください。それでは,今日も時間となりましたので,終わりにします。
この続きは,また明日,お楽しみに。



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