司法試験29年31問(民法)肢オを検討する 第7回 民法877条2項

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年31問(民法)肢オを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,司法試験29年31問(民法)肢「オ.家庭裁判所は,特別の事情があるときは,Dを扶養する義務をAに負わせることができる。」を検討していきます。
事例は,A男はB女と婚姻したが,Bには姉Cと妹Dがおり,Cには配偶者Eがいる。その後,Aは,Bの同意を得て,Fを養子としたが,その縁組前からFには子Gがいた場合です。

結論は,どうですか。

東花子さん

正しいです。

そうですね。どうしてでしょうか。

考えている

条文があります。

いいですね。確認して見ましょう。

(扶養義務者)
第877条
1.直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。
2. 家庭裁判所は、特別の事情があるときは、前項に規定する場合のほか、三親等内の親族間においても扶養の義務を負わせることができる。
3.(略)

(親族の範囲)
第725条
次に掲げる者は、親族とする。
一  六親等内の血族
二  配偶者
三  三親等内の姻族

ADは,二親等の姻族で,親族です(725条3号)。877条2項で,三親等内の親族間になるので,扶養義務を負わせることができそうです。

東花子さん

まあ,そうですね。ですので,正しいとわかりました。

はい,結論はそれでいいのですが,実際どう考えていきましょう。

東花子さん

うーん。

そうですね。ここは,さすがに条文がこう言っているからという感じになってしまいます。
まあ実際,今回はそれでいいとも思うのですが,敢えて考えると原則はどうでしょう。

考えている

なるほど,「直系血族及び兄弟姉妹」(877条1号)が扶養義務を負います。

その通りですね。ただ,それらの者に,限定すると実際の場面で,難しいことがあるのでしょう。

東花子さん

そうですね。かといって,Dをほったらかしにできないこともあります。そこで,政策的に3親等内の者にも扶養義務を負わせられるようにしているわけですね。

そんなところでしょう。ここは,イメージで考えれば十分かと思います。では,今日は,この位で大丈夫でしょう。
それでは,時間となりましたので,終わりにします。この続きは,また,明日お楽しみに。



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