刑法・司法試験令和4年第17問(予備試験令和4年第8問)肢4を考えてみよう

【前回のあらすじ】

刑法司法令和4年17問(予備試験令和4年第8問)肢3を検討しました。
次は,肢4です。
それでは、はじまりはじまり。

スク東先生:こんにちは。調子はどうですか。

まあまあです。

スク東先生:そうですか。まあ,淡々とやるしかないですね。
それでは早速,問題の検討をいきましょう。

刑法司法令和4年17問(予備試験令和4年第8問)肢4です。

「4.甲は、A銀行が発行したB名義のキャッシュカード1枚をBから窃取した上、これを利用してA銀行の現金自動預払機から預金を不正に払い戻した。甲には、2個の窃盗罪が成立し、これらは併合罪となる。」

正解はどうでしょう。

正しいです。

スク東先生:そうですね。なんでですか?

判例がありますね(最判昭25.2.24)。

スク東先生:なるほど,ですね。ただ,それだと。

はい,判例の結論を覚える必要があります。

スク東先生:そうですね。もちろん,それができれば,よいとは思いますが・・・。やみくもには覚えられませんよね。ですので,やっぱり,意味を考えてみる必要があります。どうでしょう?

はい,「甲は、A銀行が発行したB名義のキャッシュカード1枚をBから窃取した上、これを利用してA銀行の現金自動預払機から預金を不正に払い戻し」ています。Bと銀行の占有を2つ侵害しています。だから,併合罪です。

スク東先生:なるほど,いいですね。預金の占有が問題となりますが,銀行にあると考えるわけですね。一連の流れで行われているようにも見えますが・・・。

はい,確かにそうとも見えますが,今回は,被害者が別なので,別個に評価します。

スク東先生:そうですね。窃盗罪は個人法益に対する罪なので,基本的に被害者が別の場合,個々に評価します。あれ,なんか今日はいい感じで答えられてますね。

ありがとうございます。だから,併合罪になります。

スク東先生:はい,まあ,今回はあっさりしてますが,解答する上で,最低限のポイントは整理できるので大丈夫でしょう。
それでは,今日も時間となりましたので,この辺りで終わりにします。また,来週お楽しみに。

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