刑法・令和2年第1問を考えてみよう その5

【前回のあらすじ】

刑法令和2年第1問肢3を検討しました。今日は、刑法令和2年第1問肢4をやります。
それでは、はじまりはじまり。

スク東先生:こんにちは、東さん。調子はどうですか。

考えている

そうですね。まあまあですね。

スク東先生:なるほど、体には気を付けたいですね。では、早速、問題の続きを検討していきましょう。

〔司法試験令和2第1問・予備試験令和2年11問〕
次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合,正しいものはどれか。
4.甲は,日頃から暴行を加えて自己の意のままに従わせて万引きをさせていた満12歳の実子Xに対し,これまでと同様に万引きを命じて実行させた。この場合,Xが是非善悪の判断能力を有する者であれば,甲に,窃盗罪の間接正犯は成立せず,Xとの間で同罪の共同正犯が成立する。

(他の肢は省略)

スク東先生:正解はどうでしょう。

東花子さん

誤っています。

スク東先生:そうですね。どこがポイントでしょう?

東花子さん

そうですね。満12歳の実子Xが是非善悪の判断能力を有する者なので、道具ではないということでしょうか。

スク東先生:いいですね。間接正犯が成立するにためには、一方的に道具として利用していることが必要です。

東花子さん

はい、ただ、日頃から暴行を加えて自己の意のままに従わせて万引きをさせていたので、Xは甲に逆らえないので実質、道具といえそうです。

スク東先生:そうですね。少なくても、肢のように共同正犯(60条)は違います。共同正犯が成立するためには相互利用補充関係が必要ですからね。

東花子さん

そうですね。しっかり理解をしていれば解けると思いました。

スク東先生:いいですね。ポイントをしっかり押さえられればそれで大丈夫でしょう。それでは、簡単ではございますが今日は、これで検討を終わりします。この続きはまた、来週お楽しみに。

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