刑法総論・不可罰的事後行為を考えよう(予備24ー8肢エを題材にして 第4回)

前回のあらすじ

予備24−8エ.自動車を盗み、これを売却した【牽連犯】を検討しました。結論をいいますと、売却した行為は、窃盗とは牽連犯となりません。不可罰的事後行為について、理論構成を考えることになりました。

では、はじまり、はじまり。

スク東先生:こんにちは、東さん。調子はどうですか。

東花子さん

ぼちぼちですね。

スク東先生:そうですか。とにかく体が資本なので、体調に気を付けていきましょう。早速、先週からの続きいきましょう。問題を載せておきます。

予備24−8 次のアからエまでの各事例を判例の立場に従って検討し、成立する犯罪が【】内の罪数にある場合には1を、【】内の罪数にない場合には2を選びなさい。

エ.自動車を盗み、これを売却した【牽連犯】

本日は、不可罰的事後行為の理屈について整理していきましょう。
考えてこられましたか。

考えている

はい、一応。

スク東先生:よかった。聞かせてもらえますか。

東花子さん

えっと、結局、車を窃んだ行為で、売った行為も評価されていると理解します。

スク東先生:そうですね。結論は、あっているんですが、どうしてそう考えるんでしょう。

考えている

うーん、よくわかっていません。

スク東先生:なるほど、なんとなく結論、出すのはまずいです。少し、理論的になってしまうのですが窃盗罪の犯罪の性質ってわかります。

東花子さん

財産罪ですかね。

スク東先生:まあ、あっているんですが、不可罰的事後行為を語る上で関係ありそうな性質を言ってほしいですね。

東花子さん

うーん。

スク東先生:あらら、難しく考えてしまいましたか。状態犯ですよ。

東花子さん

そうですか、状態犯か。たしか、実行行為は即終了するけど、法益侵害は継続する犯罪類型でしたね。

スク東先生:おお、よく勉強されてますね。ポイント押さえているじゃないですか。そこがわかれば、不可罰的事後行為の理屈もわかるような気がするんですが。

東花子さん

えっ、どういうことでしょう?

スク東先生:なるほど、そうですか。あまりに、簡単に回答すぎると記憶に残らないのでダメですね。
しょうがない、今日は、少し時間をおいて考えてもらうことにしましょう。

東花子さん

わかりました。

スク東先生:まあ、気持ちが焦って早くいきたい気持ちはわかるのですが、ここはぐっと押さえて足元をしっかり固めていきましょう。それでは、今日も時間となりましたのでこの辺りにします。では、また来週お楽しみに!!

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