予備試験30年6問(民法)肢オを検討する 第12回 法定地上権の事例を考える(4)(最判昭29.12.23) その2

こんにちは,スク東ブログへようこそ。解説編,好評公開中。

平成29年司法試験民法(解説編)
平成29年予備試験民法(解説編)
平成28年予備試験民法(解説編)
平成27年予備試験民法(解説編)

まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験30年6問(民法)肢「オ.AとBが共有する甲土地上にAが所有する乙建物があるところ,Aが甲土地の共有持分について抵当権を設定した場合において,抵当権の実行によりCがその共有持分を取得したときは,法定地上権が成立する。検討することになりました。」結論は,誤りと分かったのですが,例によって意味を検討することになりました。
では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,やっていきましょう。
条文も載せておきますね。

(法定地上権)
第388条
土地及びその上に存する建物が同一の所有者に属する場合において、その土地又は建物につき抵当権が設定され、その実行により所有者を異にするに至ったときは、その建物について、地上権が設定されたものとみなす。この場合において、地代は、当事者の請求により、裁判所が定める。

結局,問題の所在は,なんでしたか?

考えている

えっと土地にはAの持分があります。そして建物の所有者はAです。ですので,その限りにおいて法定地上権が成立するのではという話でした。

そうですね。ただ,前回確認した通り,判例(最判昭29.12.23)は法定地上権を否定してましたね。

東花子さん

はい,それがなぜかというのを考えるのが前回までの話でした。

そうでしたね。それで,考えを整理してきましたか。

考えている

まあ,一応。結局,Aの法定地上権が成立すると,結果的にBの土地の持分にも,負担が発生するのが大きいと思いました。

そうですね。BはAと賃貸借契約を結べます。法定地上権を認めるのは,私的自治に介入しすぎという問題意識なんでしょう。
あとは,388条も第三者に不利益がが生じる場合は適用しない趣旨だととかいっておけば,良いでしょう。

東花子さん

なるほど,筋を通しておけばいいのですね。

はい,とにかく,理解をするには,論理を意識すること大事です。こんな感じでコツコツやっていきましょう。
それでは今日も時間となりましたので終わりにします。
この続きは,また来週お楽しみに。



あなたの,1票が日々の力となります。ぜひ,お役立ていただいた際には,クリックにて応援のほど,よろしくお願いします。

カテゴリー: 物権, 平成30年, 民法・商法・民事訴訟法 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中