予備試験30年5問(民法)肢イを検討する 第4回 一般先取特権の対象を考える その2

こんにちは,スク東ブログへようこそ。解説編,好評公開中。

平成29年司法試験民法(解説編)
平成29年予備試験民法(解説編)
平成28年予備試験民法(解説編)
平成27年予備試験民法(解説編)

まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験30年5問(民法)肢「イ.一般の先取特権は,債務者以外の者の財産についても成立する。」を検討することになりました。解答は誤りということは分かったのですが,しっくりこないようです。
よく分からないときは,ある方法をとるといいのですが,一緒に考えてみましょう。
では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,始めていきたいのですが,その前に!!

考えている

はい,予備試験の短答試験も昨日で終わりましたね。

そうですね。受験生の皆様,本当にお疲れ様でした。

東花子さん

えっ,それだけ。

はい,すいません。司法試験のときと同じで,できることをやるだけですね。

考えている

なるほど,分かりました。

それで,昨日の続きですが,やってこられましたか。

東花子さん

まあ,一応。結局,具体的に考えるのが大事ということでしょうか。

はい,細かいことは覚えられないので,それが実践的でしょう。
それで,具体的に考えるとどうでしょうかね。

東花子さん

第三者が債務者の被担保債権を担保するのは,取引上問題だと思いました。

いいですね。先取特権は,担保物権です。本来,債務者は自身の財産で債務を担保すべきでしょうからね。
実際に,306条も,債務者の総財産となってます。

(一般の先取特権)
第306条
次に掲げる原因によって生じた債権を有する者は、債務者の総財産について先取特権を有する。
一 共益の費用
二 雇用関係
三 葬式の費用
四 日用品の供給

東花子さん

そう考えると,債務者以外の者(第三者)の財産が,一般特権の対象となるわけないですね。

まあ,それで大丈夫でしょう。まあ,一般先取特権者から見ると,債務者の物か,債務者以外の者(第三者)の物か,債務者の手元にあれば,外形上わからないので,そこはどうかという疑問はあるでしょう。
ただ,それを言うと今度は一般先取特権者の権利が,強くなりすぎてしまいます。
そういった意味でも,この場合は,第三者を保護するということでしょうね。

東花子さん

なるほど,利益状況を具体的にイメージすると非常に合理的な結論になりますね。

そうですね。法律は社会のルールですので,変な結論になると,世間が困ってしまいます。
そいった意味でも,具体的に状況をイメージすれば,正解にたどり着きやすいでしょう。

東花子さん

よく分かりました,ありがとうございます。

はい,この肢はとりあえず,こんなところで大丈夫でしょう。
イメージを大事にコツコツ勉強してもらえればと思います。それでは,今日も時間となりましたので終わりにします。
この続きは,また明日,お楽しみに。



あなたの,1票が日々の力となります。ぜひ,お役立ていただいた際には,クリックにて応援のほど,よろしくお願いします。

広告
カテゴリー: 平成30年, 担保物権, 民法・商法・民事訴訟法 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中