予備試験30年3問(民法)肢アを検討する 第2回 占有保持の訴え(民法201条1項)

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験30年3問(民法)肢アを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,予備試験30年3問(民法)肢「ア.占有保持の訴えは,妨害の存する間のみ提起することができる。」を検討していきます。

結論は,どうですか。

考えている

条文があります。

なるほど,確認してみましょう。

(占有の訴えの提起期間)
民法第201条
1.占有保持の訴えは、妨害の存する間又はその消滅した後一年以内に提起しなければならない。ただし、工事により占有物に損害を生じた場合において、その工事に着手した時から一年を経過し、又はその工事が完成したときは、これを提起することができない。
2.(略)
3.(略)

確かに,条文を見るとそうですね。「その消滅した後一年以内」でもできますから・・・。

東花子さん

はい,ですので誤りとなります。

まあ,そうですが,それだと。

東花子さん

ええ,ただ知っているだけですね。

そうですよね。ですので,意味を考えないといけません。どうでしょうか?

東花子さん

うーん,占有保持なので,「妨害の存する間」が必要なのはわかるのですが,どうだろう?

そこがポイントになります。それでは,逆に妨害終わった後に占有者が何もいえないとどうでしょう?

東花子さん

なるほど,実際に妨害をしていたことが,うやむやになりますね。

はい,そうですね。不法に妨害していた相手方に,もう妨害していないから,別に関係ないでしょと,言い切られちゃうと,権利の保護が不十分になります。
だから,一定程度,妨害終了後も訴えを認められます。

花子さん

わかりました。とにかく,実際の場面をイメージすることが大事ですね。

そうですね。条文の言葉を思い出そうとするのは良くないでしょう。利益状況を想定して考えて解答すればこの肢は大丈夫だと思います。
それでは,今日も時間となりましたので終わりにします。この続きは,また明日お楽しみに。



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