予備試験30年2問(民法)肢オを検討する 第10回 契約後に代理人が制限行為能力者に気づいたときを考える(民法102条)その1

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験30年2問(民法)肢オを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,予備試験30年2問(民法)肢「オ.代理人が相手方と売買契約を締結した後,その代理人が制限行為能力者であったことが判明した場合であっても,本人は当該売買契約を行為能力の制限によって取り消すことができない。」を検討していきます。

結論は,どうですか。

考えている

正しいですね。

どうしてですか。

東花子さん

条文にあったような。

なるほど,確認してみましょう。

(代理人の行為能力)
第102条
代理人は、行為能力者であることを要しない。

確かに条文上,代理人は行為能力者であること要しないとなっています。

東花子さん

ですので取消すことができないと思いました。

うーん,結論は,あっているんですが,問題文の事情について,どうでしょうか。
ちょっと触れてほしいのですが・・・。

考えている

えっ,どういうことでしょうか。

いやいや,わざわざ問題文に「売買契約を締結した後,その代理人が制限行為能力者であったことが判明した場合」と書いてありますでしょ。

東花子さん

あっ,確かに。

そうですよ,問題肢3行しかないのにこの事情が書いてあるわけです。ここには,触れないとダメでしょ。

東花子さん

うーん,そうですね。

はい,こういう題意を組もうとする姿勢が問題検討の段階では大事なんです。
この姿勢が論文の力にもつながってきますよ。

東花子さん

問題文の特殊事情を少しでも使う姿勢ですね。ただ,この場合,どういっていけばいいかよく分からないんですが。

なるほど,非常によく分かります。
こういうときは,正解を出そうとするのではなく,事実の意味を少しでも組む姿勢が大事です。
難しく考えるとかえってよくないですね。

東花子さん

なるほど,意図を組むか。でも,どうやってばそんな感じがでるんだろう?

そうですね。ちょっと,事実に触れる必要はあるのですが,あんまり突飛なのも良くないですね。
そうならないためには,102条が想定している典型的な場面から考えてみるとよいでしょう。
ということで,若干,難しめですが整理してもらえますか。

東花子さん

分かりました。ちょっと,整理してみます。

はい,ぜひ,やってみてください。その際には,今回でてくる登場人物のことを具体的に考えると良いですね。
イメージを膨らませてやってみましょう。それでは,今日も時間となりましたので終わりにします。
この続きは,また明日,お楽しみに。



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