予備試験30年2問(民法)肢アを検討する 第2回 代理行為の瑕疵を考える(民法101条)

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験30年2問(民法)肢アを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,予備試験30年2問(民法)肢「ア.特定の法律行為をすることを委託された代理人が本人の指図に従ってその行為をした場合,本人は,自ら過失によって知らなかった事情について代理人が過失なく知らなかったことを主張することができない。」を検討していきます。

結論は,どうですか。

考えている

正しいですね。

どうしてですか。

東花子さん

条文にあったような。

なるほど,確認してみましょう。

(代理行為の瑕疵)
民法第101条
1.意思表示の効力が意思の不存在、詐欺、強迫又はある事情を知っていたこと若しくは知らなかったことにつき過失があったことによって影響を受けるべき場合には、その事実の有無は、代理人について決するものとする。
2.特定の法律行為をすることを委託された場合において、代理人が本人の指図に従ってその行為をしたときは、本人は、自ら知っていた事情について代理人が知らなかったことを主張することができない。本人が過失によって知らなかった事情についても、同様とする。

確かに,101条2項に肢のことがズバリ書いてありますね。

東花子さん

はい,そう思いました。

ただ,毎度の指摘になるのですが,本番は条文が見れません。
ですので,それだと・・・。

考えている

そうですね。忘れたら即アウトですね。

そういうこと!まあ,覚えるにしても,意味を考えないと直ぐに忘れてしまいます。
どう考えていきましょう。

東花子さん

まず原則からでしょうか。

いいですね。やはり,大前提から整理していきたいです。通常、代理行為の瑕疵は,誰について判断しますか。

東花子さん

代理人ついてですね(101条1項)。

そうですね。実際に代理人が代理行為をするので,そのものを基準に判断するのが適当だからでしょう。
この考えを貫くと,今回の肢アの場合も,代理人を基準に判断すべきとも思えます。

東花子さん

なるほど。ただ,それだと本人は何も知らない代理人を間にかませることで,善意無過失を相手方に主張できることになります。不誠実な本人を保護することになり問題だと思いました。

いいですね。ですので,代理制度を悪用できないように本人側から,代理行為の瑕疵を代理人の事情で判断するという主張を制限する必要があります。

東花子さん

ふーん,101条2項が規定されているんですね。

はい,条文も大事なんですが現実に適用されるであろう場面をイメージすることが大事です。
これをすると,知識の定着もよくなると思いますよ。

東花子さん

確かに意味を考えずに覚えても,試験の現場でパッと思い出せないでしょうからね。

そういうこと。考えたことが,現場で役に立ちます。その意識を持ってコツコツ勉強をすることにしましょう。
それでは,今日も時間となりましたので終わりにします。この続きは,また明日お楽しみに。



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