予備試験30年1問(民法)肢オを検討する 第7回 法人は特別縁故者になれるか その2

こんにちは,スク東ブログへようこそ。解説編,好評公開中。

平成29年司法試験民法(解説編)
平成29年予備試験民法(解説編)
平成28年予備試験民法(解説編)
平成27年予備試験民法(解説編)

まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験30年1問(民法)肢「オ.法人は特別縁故者として相続財産の分与を受けることができる。」を検討することになりました。結論は正しいのですが,特別縁故者の位置づけを理解する必要がでてきました。
そのためには,なかったらどうなるかを論理的に考えると良さそうなんですが,花子さんは自分でしっかり整理できたでしょうか。
では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,始めていきましょう。
まず,関連条文を上げておきます。

(権利を主張する者がない場合)
第958条の2
前条の期間内に相続人としての権利を主張する者がないときは、相続人並びに相続財産の管理人に知れなかった相続債権者及び受遺者は、その権利を行使することができない。

(特別縁故者に対する相続財産の分与)
第958条の3
1.前条の場合において、相当と認めるときは、家庭裁判所は、被相続人と生計を同じくしていた者、被相続人の療養看護に努めた者その他被相続人と特別の縁故があった者の請求によって、これらの者に、清算後残存すべき相続財産の全部又は一部を与えることができる。
2.前項の請求は、第958条の期間の満了後三箇月以内にしなければならない。

東さん,昨日の宿題,整理できましたか。

考えている

はい,一応。結局,相続人がいない時は国庫に帰属します。当然に,帰属させることが問題だと思いました。

いいですね。条文も上げときます。

(残余財産の国庫への帰属)
第959条
前条の規定により処分されなかった相続財産は、国庫に帰属する。この場合においては、第956条第二項の規定を準用する。

良く気づけましたね。

東花子さん

ありがとうございます。少しヒントをいただいたので,なんとか分かりました。

なるほど,そうは,良かったです。
最終的に国庫に帰属するのは,そうなんでしょうが,あくまでも最後にしたいですね。

東花子さん

はい,何もしていない国家が利益をうけるのはおかしいように思います。本人も望んでいないように思いますし,そのあたりの合理的意思を尊重して特別縁故者の制度があると感じました。

いいですね。うまく整理できたと思います。
そこから考えると,法人はどうでしょうか。

東花子さん

そうですね。生前,本人に法人が貢献していることも考えられると思います。養護施設などをイメージしました。

そうですね。ここは,ざっくり押さえると良いと思います。したがって,法人も特別縁故者になれます。
この問題は,大枠からイメージすることが大事な問でしたね。
知らないことでも,制度の枠組みから推測できると良いと思います。
こういう問題は考えて解答したいですね。

考えている

はい,ぜひ意識をしたいと思いました。

その調子です。ぜひ,頑張ってください。
それでは,今日も時間となりましたので終わりにしますね。
この続きは,また明日,お楽しみに。



あなたの,1票が日々の力となります。ぜひ,お役立ていただいた際には,クリックにて応援のほど,よろしくお願いします。

広告
カテゴリー: 平成30年, 民法・商法・民事訴訟法 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中