予備試験30年1問(民法)肢オを検討する 第6回 法人は特別縁故者になれるか その1

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験30年1問(民法)肢オを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,予備試験30年1問(民法)肢「オ.法人は特別縁故者として相続財産の分与を受けることができる。」を検討していきます。

結論は,どうですか。

考えている

正しいですね。

どうしてですか。

東花子さん

そうですね。別にこれも特に禁止されていないと思いました。

なるほど,そうですね。

この肢も,これまでの肢と同様に明確に準備している人はいないはずです。
関連条文を確認してみましょう。

(権利を主張する者がない場合)
第958条の2
前条の期間内に相続人としての権利を主張する者がないときは、相続人並びに相続財産の管理人に知れなかった相続債権者及び受遺者は、その権利を行使することができない。

(特別縁故者に対する相続財産の分与)
第958条の3
1.前条の場合において、相当と認めるときは、家庭裁判所は、被相続人と生計を同じくしていた者、被相続人の療養看護に努めた者その他被相続人と特別の縁故があった者の請求によって、これらの者に、清算後残存すべき相続財産の全部又は一部を与えることができる。
2.前項の請求は、第958条の期間の満了後三箇月以内にしなければならない。

まず,特別縁故者は相続人がいない場面を想定します。

東花子さん

なるほど,知らなかった。

そうですか。特別縁故者が何のためにあるか知らないのになんとなく,回答していたんですか。

東花子さん

すいません,そうなります。

なるほど,それは良くないですね。結局,この問題は法人うんぬんよりも,何のために特別縁故者の制度があるかが大事です。
この問題の方向性は,総じてそうでしたでしょ。

東花子さん

確かに「成年後見人」(肢ア),「組合員」(肢イ),「遺言執行者」(肢エ)もそう考えてましたね。

そうですよ。ですので,特別縁故者がどういう立場なのかが分かっていなけば,たまたま正解がでただけです。

東花子さん

すいません,反省します。

そこまで,悲観的にならなくても大丈夫ですよ。改善すればいいわけですから。
それでは,質問ですが,どうしてわざわざこんな制度があるのでしょうかね。

東花子さん

確かに,なんででしょうね。良くわかりませんね。

なるほど,そうですか。ここで,すぐ説明してもいいのですが自分で一度,整理した方が記憶に残るでしょうね。
ですので,ちょっと考えてもらっていいですか。

東花子さん

なるほど,わかりました。

はい,頑張ってください。理解を深めるには,仮にこの制度がなかったら,どういう結論になるかを踏まえると目的が分かってきますよ。覚えるのではなく,論理的に導けるようにするのが理想です。
ぜひ,やってみましょう。それでは,今日も時間となりましたので終わりにします。
この続きは,また明日,お楽しみに。



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