司法試験29年29問(民法)を検討しよう 実践編 第1回


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こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
今日からは,司法試験29年29問(民法)を実践的に検討していきます。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,昨日の続きで,司法試験29年29問をやっていきましょう。

また,忘れないように伝えておきますが,司法試験29年民法(解説)更新しました。

東花子さん

わかりました,ありがとうございます。では,よろしくお願いします。

では問題文を載せておきます。

司法試験29年29問(民法)
寄託に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。なお,次のアからエまでの各記述の寄託は,消費寄託ではないものとする。

  • ア.受寄者は,無償で寄託を受けた場合には,自己の財産に対するのと同一の注意をもって,寄託物を保管すれば足りる。
  • イ.寄託者は,有償か無償かを問わず,過失なく寄託物の性質若しくは瑕疵を知らなかったとき,又は受寄者がこれを知っていたときを除いて,寄託物の性質又は瑕疵によって生じた損害を受寄者に賠償しなければならない。
  • ウ.受寄者は,寄託者の承諾を得なければ,寄託物を使用し,又は第三者にこれを保管させることができない。
  • エ.受寄者は,寄託物の返還時期の定めがあるときであっても,寄託者に対して返還する旨の通知をした後,相当の期間が経過すれば,返還時期の前に寄託物を返還することができる。
  • オ.消費寄託における寄託者は,寄託物の返還時期の定めがあるときであっても,いつでも寄託物の返還を請求することができる。

1.ア イ 2.ア ウ 3.イ エ 4.ウ オ 5.エ オ

まず,どの肢から,入っていきましょうか。

考えている

肢「ア」からですね。

なるほど,そうですね。では,肢「ア.受寄者は,無償で寄託を受けた場合には,自己の財産に対するのと同一の注意をもって,寄託物を保管すれば足りる。」の正誤はどうですか。

東花子さん

正しいですね。

そうですね。保管義務は,よくでます。ここは即答したいですね。

詳細を復習したい方は,こちらより確認ください。

司法試験29年29問(民法)肢ア 第2回 第3回

東花子さん

「1.ア イ」「2.ア ウ」がこれで切れますね。

そうですね。次は,どこを検討しますか。

東花子さん

「エ」と「オ」が共通なんで,どちらかですね。

いいですね。どちらを検討しましょうか。

東花子さん

うーん,「オ」が短いから「オ」かなぁ。

なるほど,気持ちはわかりますが,消費寄託は詳しいですかね。

考えている

いやー,あまり勉強していないです。

そうですよね。ということは1行くらいしか変わらないので,順番通り「エ」が無難でしょう。
それで,「エ.受寄者は,寄託物の返還時期の定めがあるときであっても,寄託者に対して返還する旨の通知をした後,相当の期間が経過すれば,返還時期の前に寄託物を返還することができる。」の正誤はどうでしょうか。

東花子さん

誤ってます。

いいですね。こちらは条文があるので,しっかり解答したいところです。

詳細を復習したい方は,こちらより確認ください。

司法試験29年29問(民法)肢エ 第10回

東花子さん

これで背理消去法で「4.ウ オ」が切れます。

その通り!残りは「3.イ エ」「5.エ オ」です。
「イ」,「オ」どちらを検討しましょうか。

東花子さん

「イ」ですかね。「オ」は,さっき検討を避けたわけだし。

そうですね。分からなそうなのは,後回しが得策です。
肢「イ.寄託者は,有償か無償かを問わず,過失なく寄託物の性質若しくは瑕疵を知らなかったとき,又は受寄者がこれを知っていたときを除いて,寄託物の性質又は瑕疵によって生じた損害を受寄者に賠償しなければならない。」はどうでしょう。

東花子さん

正しいです。

そうですね。有償だろうが無償だろうが契約です。寄託者,受寄者に不測の損害を与えないようにする義務はありますからね。

詳細を復習したい方は,こちらより確認ください。

司法試験29年29問(民法)肢イ 第4回 第5回 第6回 第7回

花子さん

これで,「5.エ オ」が正解とでました。

そうですね。この問題は,条文の知識をいかに押さえているかがポイントのように思います。
しっかり理解をして取り組むようにしましょう。
それでは,今日も時間となりましたのでこれで終わりにします。この次は,また明日お楽しみに。



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