背理消去法を復習しよう その2

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こんにちは,スク東ブログへようこそ。解説編,好評公開中。

平成29年司法試験民法(解説編)
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こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,改めて背理消去法を復習することになったのでした。設例において,肢「ア」が誤りであることを前提に,論理的に考えられたでしょうか。一緒に考えていきましょう。
では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速始めていきましょう。
昨日からの宿題,キチンと整理しましたか。

考えている

はい,一応考えてみましたが,やっぱり混乱しました。

そうでしたか,そうしたら,改めて,以下の内容を一緒に確認していきましょう。

次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

  • ア.(略)
  • イ.(略)
  • ウ.(略)
  • エ.(略)
  • オ.(略)

1.ア イ 2.ア エ 3.イ ウ 4.ウ オ 5.エ オ

「ア」が誤りの場合,背理消去法によれば,「3.イ ウ」「5.エ オ」が切れます。
どうしてか,わかりますか。「3.イ ウ」を例に考えてください。

東花子さん

えっと,「ア」が誤りで,仮に「イ」が誤りだと,「1.ア イ 」が誤った肢の組み合わせになりますね。

なるほど,いいですね。続けてください。

考えている

そうすると,この場合,3の「イ」も当然に誤りになります。そこで「ウ」が誤りだとすると,正解肢が「1」「3」となり,問題として成立しなくなりますね。

その通りです。「イ」を誤りとして,「3」を正解にしようとすると,「1」「3」が同時に正解肢となってしまいます。
これは,論理的にありえません。

東花子さん

はい,次に,「イ」を正しいとすると,今度は単純に消去法で,「1」「3」が切れることになります。

そうですね。その場合,3の「イ」も正しくなりますからね。

考えている

ええ,まとめると「1.ア イ」で,「ア」が誤り(誤りを選ぶ問題で,正解に絡む)のとき,組合せとなっている肢(本件の場合「イ」)の入っている,他の肢「3.イ ウ」は,切れるということになります 。

いいじゃないですか。わかっていたじゃないですか。

花子さん

はい,先生としゃべっているうちに思い出してきました。

なるほど,確かにそういうことはありますね。同じ理屈で,「5.エ オ」も切れることになります。

東花子さん

そうですね。「2.ア エ」がこの場合ありますからね。

はい,こちらは詳しくやりませんが,ぜひ今の理屈を使って,復習すると良いでしょう。自分でやらないと実践で使えないですからね。

花子さん

確かに!今回,私も先生と話しているからできたと思います。自分でできるように訓練したいと思います。

その調子です。しっかり,意識をもって頑張っていきましょう。
それでは,今日も時間となりましたので終わりにします。この続きは,また明日お楽しみに。



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