司法試験29年20問(民法)を検討しよう 実践編 第1回


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こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
今日からは,司法試験29年20問(民法)を実践的に検討していきます。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,昨日の続きで,司法試験29年20問をやっていきましょう。

また,忘れないように伝えておきますが,司法試験29年民法(解説)更新しました。

東花子さん

わかりました,ありがとうございます。では,よろしくお願いします。

はい,では問題文を載せておきます。

司法試験29年20問(民法)
債務の引受けに関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

  • ア.債権者Aが,債務者Bの意思に反して,引受人Cとの間で併存的債務引受の契約をした場合,その効力は生じない。
  • イ.債権者Aに対する債務者Bの債務について,Cを引受人とする併存的債務引受の効力が生じた場合において,Bの債務が時効により消滅したとしても,AはCに対して債務の全額を請求することができる。
  • ウ.債権者Aは,債務者Bの意思に反しない場合,引受人Cとの二者間の契約により,免責的債務引受の効力を生じさせることができる。
  • エ.債権者Aに対する債務者Bの債務について,Cを引受人とする免責的債務引受の効力が生じた場合には,Bの債務を担保するために第三者Dが設定していた抵当権は,Cの債務を担保することについてDの同意がない限り,消滅する。
  • オ.中古自動車の売買契約における売主Aに対する買主Bの代金債務について,Cを引受人とする免責的債務引受の効力が生じた場合において,その自動車に隠れた瑕疵があり契約の目的を達成することができないときは,Cはその売買契約を解除することができる。

1.ア イ 2.ア ウ 3.イ オ 4.ウ エ 5.エ オ

まず,どの肢から,入っていきましょうか。

考えている

肢「ア」からですね。

なるほど,そうですね。それで大丈夫でしょう。肢も短いですしね。
肢「ア.債権者Aが,債務者Bの意思に反して,引受人Cとの間で併存的債務引受の契約をした場合,その効力は生じない。」の正誤はどうでしょうか。

東花子さん

誤っていますね。

そうですね。併存的債務引受は,過去問でも良く出ているところですので,即答したいところです。

詳細を復習したい方は,こちらより確認ください。

司法試験29年20問(民法)肢ア 第2回

東花子さん

はい,「1.ア イ」「2.ア ウ」が消去法で切れます。

そうですね。次は「3.イ オ」「4.ウ エ」「5.エ オ」のうち,「エ」と「オ」が2つずつあるので,このどちらかですね。

花子さん

そうですね。この場合は,「エ」ですか。

いいですね。どうしてそう思いますか。

東花子さん

えっと単純に「エ」の方が足短いし,「オ」の方が事案も細々していると思いました。

そうですね。面倒な肢は避けるのが鉄則ですね。感覚が分かってきました。
それで,「エ.債権者Aに対する債務者Bの債務について,Cを引受人とする免責的債務引受の効力が生じた場合には,Bの債務を担保するために第三者Dが設定していた抵当権は,Cの債務を担保することについてDの同意がない限り,消滅する。」の正誤はどうでしょうか。

東花子さん

正しいです。ですので,「3.イ オ」が背理消去法で切れます。

はい,この肢も利益状況を把握すればそんなに難しくありません。しっかり,解答してもらいたいところですね。

詳細を確認したい場合は,こちらをご確認ください。
司法試験29年18問(民法)肢エ 第7回

花子さん

やはり,簡単な肢から確実に切っていく必要がありますね。

そうですね。難しいことはできなくても,基本がわかれば解答ができるように多くの問題が作られています。
誘導に載れるように,簡単な肢から解答していきたいですね。
最後に,「4.ウ エ」「5.エ オ」が残っていますが,「ウ」「オ」どちらを先に検討しましょう。

東花子さん

「ウ」ですね,肢が短いから。

その通り!それが最短です。ということで,「ウ.債権者Aは,債務者Bの意思に反しない場合,引受人Cとの二者間の契約により,免責的債務引受の効力を生じさせることができる。」はどうでしょうか。

花子さん

正しいです。「4.ウ エ」が正解ですね。

はい,この肢も免責的債務引受の利益状況がしっかり把握できれば難しくありません。しっかり,正解して欲しいところです。

詳細を確認したい場合は,こちらをご確認ください。
司法試験29年18問(民法)肢ウ 第5回 第6回

東花子さん

やはり,正確な知識が,とても大事だと思いました。

そうですね。確認になってしまうのですが,テクニックはあくまでも,サブだと思った方がいいでしょうね。
正確な理解があって,テクニックも生きるということです。この順番は勘違いしないようにしましょう。

それでは,今日も時間となりましたので,終わりします。
この続きは,また明日,お楽しみに。



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