司法試験29年33問(民法)肢ウを検討する 第9回 民法843条1項

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年33問(民法)肢ウを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速始めていきましょう。早速,司法試験29年33問(民法)肢「ウ.家庭裁判所は,後見開始の審判をするときは,職権で,成年後見人を選任する。」を検討していきます。

結論は,どうですか。

考えている

正しいですね。

そうですね。どうしてですか。

東花子さん

はい,条文があったと思います。

いいですね,確認しましょう。

(成年後見人の選任)
第843条 1 家庭裁判所は、後見開始の審判をするときは、職権で、成年後見人を選任する。
2 (略)
3 (略)
4 (略)

確かに,そうですね。ただ,それだと。

考えている

はい,条文を知っているだけですね。

そうですね。もちろん,最終的には押える必要があるのですが,意味なく押えても忘れてしまいますね。

東花子さん

ええ,ですので,しっかり意味を考えないといけません。

その通り。どうして,後見開始の審判があったときは職権で後見人を選任することになっているのでしょうか。

考えている

うーん,私的自治で認めるのは問題なんでしょうか。

なるほど,原則から考えておられます。請求者側で決められると,どういう問題があるのでしょうかね。

東花子さん

そうですね。請求者が,都合のいい人間を選任したときに,被後見人の財産等が害される危険があると思いました。

いいですね。
実際に,職権で選任して後,家庭裁判所が後見人の事務を監督できた方が,被後見人を保護する目的も達成されます。(863条)

東花子さん

確かに,被後見人となる者の典型例は,「精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある」高齢者ですからね。

その通り,請求者が勝手に選任できようものなら,成年被後見人の財産が危険にさらされそうです。
裁判所であれば,中立な管理が期待できますからね。

花子さん

なるほど,よく分かりました。ありがとうございます。

はい,今日はこんな感じで大丈夫でしょう。こういう細かいところも,最低限意味づけをするといいですね。そうしないと,即,忘れてしまいます。

東花子さん

そう思いました。現実の運用を想定すると比較的押えられそうです。

いいですね。その意識を大事にして勉強してください。それでは,時間となりましたので,終わりにします。この続きは,また明日,お楽しみに。



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