司法試験29年31問(民法)肢ウを検討する 第5回 民法728条を考える

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平成29年予備試験民法(解説編)
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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年31問(民法)肢ウを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,司法試験29年31問(民法)肢「ウ.Bが死亡した場合,Aが姻族関係を終了させる意思表示をしない限り,AとCとの親族関係は終了しない。」を検討していきます。
事例は,A男はB女と婚姻したが,Bには姉Cと妹Dがおり,Cには配偶者Eがいる。その後,Aは,Bの同意を得て,Fを養子としたが,その縁組前からFには子Gがいた場合です。

結論は,どうですか。

考えている

正しいですね。

どうしてですか。

東花子さん

条文です。

なるほど,そうですね。確認しましょう。

(離婚等による姻族関係の終了)
第728条
1.姻族関係は、離婚によって終了する。
2.夫婦の一方が死亡した場合において、生存配偶者が姻族関係を終了させる意思を表示したときも、前項と同様とする。

そうですね。728条2項にその旨が書いてあります。

東花子さん

はい,ですので分かりました。

ただ,それだと。

考えている

そうですね。条文を知っているだけですね。

はい,ですので意味を確認する必要があります。離婚(728条1項)の場合と死別(728条2項)では違いますが,どう考えましょうか。

東花子さん

えっと,これは実際にイメージすれば分かると思います。

そうですね。ちょっと,話してもらえますか。

東花子さん

まず,離婚の場合,相手の家から出るイメージがあるので,姻族関係も当然に切れると思います。

いいですね。家制度はなくりましたが,家に嫁ぐという言葉は残ってますので,離婚の場合は,まさにそのイメージでしょう。本件の死別の場合は,どうですか。

東花子さん

そうですね。どちらか亡くなったからって直ちに,家から出ていくということにはならないと思います。

そうですね。家に入って生活していて,相手方が亡くなったからって,必ずその関係を清算するとは,直ちにいえないでしょうからね。

東花子さん

はい,このことは,実際の場面を想像するとわかりますね。

はい,条文も社会がうまく回るように設計されてます。今のように,実感がこもっていれば,概ね大丈夫でしょう。

花子さん

そうですね。こんな感じで押さえれば無理に覚えなくていいですね。

その通り,ぜひそんな感じで,やってみてください。では,今日も時間となりましたので,終わりします。この続きは,また明日,お楽しみに。



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