司法試験29年29問(民法)肢ウを検討する 第9回 民法658条を考える その2

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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年29問(民法)肢「ウ.受寄者は,寄託者の承諾を得なければ,寄託物を使用し,又は第三者にこれを保管させることができない。」を検討することになりました。条文があるのですが,例によって意味を確認することになりました。花子さんは,しっかり整理することができるでしょうか。
では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,始めていきましょう。
まず,条文を載せておきますね。

(寄託物の使用及び第三者による保管)
第658条
1.受寄者は、寄託者の承諾を得なければ、寄託物を使用し、又は第三者にこれを保管させることができない。
2.(略)

658条の意味を整理するにあたって,昨日の質問(受寄者が寄託物を自由に使用したり,第三者に保管させることについての問題)について考えてきましたか。

東花子さん

えっと考えてきました。まず,寄託物の使用を受寄者に認めると,所有者(寄託者)の意思が害されると思いました。

そうですね。あくまでも,寄託者は,寄託物の「保管」を受寄者にお願いしているだけですからね。

考えている

はい,ですので寄託者に承諾を要求しているだと思いました。

いいですね。勝手にやると,寄託者が害されるという方向性を示すことが大事になります。
あと,本肢で直接問われてますが,第三者に対して,受寄者の判断で勝手に保管できるとどうなりますか。

東花子さん

そうですね。寄託者が寄託物を返してもらう時に,不利益が生じると思いました。

そうですね。具体的にどういう点が不利益でしょうか。

考えている

はい,まず,第三者と寄託者の間には信頼関係がありません。したがって,寄託者の意思に反する恐れがある。あと,単純に受寄者に寄託物を返せといっても,すぐに返してもらえない点で不利益があると思いました。

いいですね。そんな感じで,寄託者の不利益を具体的にイメージすると良いでしょう。

花子さん

そうですね。それがわかれば,658条は,むしろ当たり前のように思えるので,わざわざ暗記しなくてもいいですね。

そういうことです。こんな感じで,理解することをメインに勉強するといいでしょう。それでは,今日も時間となりましたので,終わりにします。この続きは,また明日お楽しみに。



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