司法試験29年7問(民法)肢オを検討する 第8回 登記の流用

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平成29年予備試験民法(解説編)
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まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年7問(民法)肢オを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,司法試験29年7問(民法)肢「オ.Aは,その所有する甲建物の滅失後に新築した乙建物について,新たな保存登記をせずに甲建物の登記を流用して,Bとの間で,停止条件付代物弁済契約に基づく所有権移転請求権保全の仮登記をし,その後,代物弁済を原因として仮登記に基づく本登記をした。この場合,その本登記は無効である。」を検討していきます。

考えている

正しいですね。

なんででしょう。

東花子さん

うーん。甲建物と乙建物は,別です。したがって,登記の流用はまずいように思いました。

そうですね。
ただ,無効となると,Bとの関係で,取引の安全が害されませんか。

考えている

確かに,そうだと思いますが・・・・。そうすると,新築の際に,きちんと登記がされなくなる危険があるように思いました。

いいですね。不動産は,公示の原則により取引の安全を図っています。そこが,適正に機能しないとまずいですね。

東花子さん

はい,したがって,流用はできないと思いました。

概ね大丈夫だと思います。また,Bとしても実際の乙建物と甲建物の登記を見比べれば,違いは気づけるでしょうね。

東花子さん

そうですね。そういった意味でも,無効になってもやむを得ないでしょう。

はい,この肢はこんなところで大丈夫でしょう。
では,時間となりましたので,終わりにします。この続きは,また明日お楽しみに。



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