司法試験29年5問(民法)肢アを検討する 第3回 代理権の濫用 その2

こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年5問(民法)肢「ア.代理人が自己又は第三者の利益を図るために契約をした場合において,それが代理人の権限内の行為であるときは,本人は,代理人の意図を知らなかったことについて相手方に過失があったとしても,その行為について責任を免れることができない。」を検討することになりました。
昨日は,サッカーに関する余談で終わってしまいましたが,今日はキチンと続きをやっていくみたいですよ。
では,はじまり,はじまり。

花子さん

「ニッポン」,「ニッポン」,「ニッポン」。

こんにちは,花子さん。まだ,一昨日のサッカーの余韻が覚めてないですか。

東花子さん

いやー,そんなことはないのですが,なんとなくテンション上げてみようと思って。

なるほど,モチベーションの維持が大切ですね。
では,早速,続きをやっていきましょう。

花子さん

よろしくお願いします。

1日が期間空いてしまいましたが,本肢のような代理権濫用は,有権代理と考えられます。
どうしてか,わかりましたか。

考えている

はい,結局,代理権濫用においても,代理の要件(①代理権の存在,②顕名,③大代理人としての法律行為が有効)がすべて認められるからだと思いました。

なるほど,良く勉強されてこられました。ただ,もっと現実的に考えた方がいいです。
無権代理,有権代理,どちらとも考えらえるのですが,無権代理とすると,どういう問題が実際にあるでしょう。

東花子さん

うーん,どうだろう。

そうですか。ここをしっかり考えたいですね。代理権濫用を無権代理とすると,追認なき限り無効となってしまうので,取引の安全に対する影響が大きいです。

(無権代理)
民法第113条
1.代理権を有しない者が他人の代理人としてした契約は、本人がその追認をしなければ、本人に対してその効力を生じない。
2.(略)

東花子さん

なるほど,確かにそうですね。

はい,本人側の事情で原則,無効となるのは,さすがに相手方としても酷です。

考えている

そうですね。代理権濫用の事実は,相手から見ても分からないですからね。

ええ,したがって,取引の安全を図るためにも,有権代理とする必要がある。

東花子さん

なるほど,そう状況が前提にあって,先ほど,私が言った代理の要件がすべて認められるという説明があるのですね。

はい,ここで確認したいのは法的な説明も,利益状況がまずあって,それ合わせるようにされているということを考えて欲しいのです。

東花子さん

そうですね。道徳(社会)が先だと。

ええ,そこを見ないで,判例などを押さえてもイメージができてないので,すぐに忘れてしまいます。ぜひ,具体的に考えるようにしましょう。

東花子さん

わかりました。それで,判例は有権代理とした上で,代理権濫用の事案を93条ただし書の類推適用で処理してますね。

その通りですね。では,類推といってますが,93条を直接適用できない理由はなんだかわかりますか。

東花子さん

えっと,なんだったかなぁ。少し考えて見ていいですか。

そうですね。重要なところですので,ぜひ,しっかり確認して見ましょう。
では,今日も時間となりましたので,終わりにします。この続きは,また明日,お楽しみに。



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