司法試験29年4問(民法)肢ウを検討する 第8回 転抵当権者が94条2項の第三者にあたるか

こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年4問(民法)肢ウを検討することになりました。

では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,司法試験29年4問(民法)肢「ウ.甲土地を所有するAがBと通謀して甲土地にBのための抵当権設定を仮装した後,その抵当権設定が仮装であることについて善意のCがBから転抵当権の設定を受け,その旨の登記がされた場合には,Aは,Cに対し,原抵当権の設定が無効であることを主張することができない。」を検討していきます。

考えている

正しいですね。

いいですね,あってます。どうして,そのように考えるのでしょうか。

東花子さん

判例があるみたいです(最判昭55.9.11)。

なるほど,それだと,ただ知っているだけですね。どこがポイントでしょうか。

考えている

94条2項の第三者に転抵当をしたものがあたるかですね。

その通りです。条文も載せておきましょう。

(虚偽表示)
民法第94条
1.相手方と通じてした虚偽の意思表示は、無効とする。
2.前項の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。

この場合は,94条2項の第三者にあたりますか。

東花子さん

そうですね,当たると思います。

なぜ,でしょうか。

東花子さん

当事者ABが作出した外観を信じて,Cは転抵当を設定してます。したがって,虚偽の外観に基づいて新たに独立して法律上の利害関係に入った者といえるからです。

おお,なるほど,良く勉強されているじゃないですか。

花子さん

はい,今までの94条2項の問題の問題をしっかりやったので解答することができました。

そうですね。基本をしっかり,押えれば今日の肢のような問題は,確実に取ることができます。
この調子で頑張ってください。
では,今日も時間となりましたので,ここまでとします。この続きはまた明日,お楽しみに。



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