司法試験29年2問(民法)肢アを検討する 第2回 保佐監督人がいる場合の売買契約 その1

こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,司法試験29年2問(民法)肢アを検討することになりました。では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。早速,司法試験29年2問(民法)肢「ア.BがAの保佐人に対し当該売買契約を追認するかどうか確答することを1か月の期間を定めて催告した場合において,保佐監督人があるときは,保佐人が保佐監督人の同意を得てその期間内に追認の確答を発しなければ,当該売買契約を取り消したものとみなされる。」を検討していきます。
被保佐人Aが保佐人の同意又はこれに代わる家庭裁判所の許可を得ずにBに対してA所有の甲土地を売り渡したことが前提します。どうでしょうか。

考えている

間違ってますね。

いいですね,あってます。どうして,そのように考えるのでしょうか。

東花子さん

保佐監督人は,後見監督人のように同意を要する規定(864条)の準用がありません(876条の3第2項)。したがって,誤りだと思いました。

なるほど,良く勉強してます。今,あがった条文を見てみましょう。

(保佐監督人)
第876条の3
1. (略)
2. 第644条 、第654条 、第655条 、第843条第4項、第844条、第846条、第847条、第850条、第851条、第859条の2、第859条の3、第861条第2項及び第862条の規定は、保佐監督人について準用する。この場合において、第851条第四号中「被後見人を代表する」とあるのは、「被保佐人を代表し、又は被保佐人がこれをすることに同意する」と読み替えるものとする。

(後見監督人の同意を要する行為)
第864条
後見人が、被後見人に代わって営業若しくは第13条第1項 各号に掲げる行為をし、又は未成年被後見人がこれをすることに同意するには、後見監督人があるときは、その同意を得なければならない。ただし、同項第一号 に掲げる元本の領収については、この限りでない。

確かに,その通りですが,そんなこと通常知ってますかね。

考えている

知りませんね。

そういうことです。ということは,その解答は,現実では使えません。

花子さん

確かに,本番は条文を見れませんからね。

その通りです。もちろん分からなければ,保留をするというのも選択肢の1つです。ただ,それだと検討の趣旨が変わってしまうので,しっかり考えたいところです。どう考えましょうか。

考えている

うーん,どうでしょう。

確かに,難しいかもしれませんね。こういうときは,大枠から考えたいです。
保佐人と後見人でどう違いますか。

東花子さん

ちょっと,考えさせてもらっていいですか。

わかりました。基本的なところなので,しっかり考えてもらいましょう。
では,今日も時間となりましたので,終わりにします。この続きは,また明日,お楽しみに。



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