こんにちは,スク東ブログへようこそ。解説編,好評公開中。
平成29年予備試験民法(解説編)
平成28年予備試験民法(解説編)
まずは,前回までのあらすじから
<前回までのあらすじ>
司法試験(論文・総合)について,満点,試験時間を確認してきました。今日は,実際の合格点を確認していきますよ。
では,はじまり,はじまり。
こんにちは,東さん。満点,試験時間はだいたい確認できましたね。
そうですね。あとは,何が情報として必要性でしょう。
そうですね。確認して見ましょう。
年度 | 合格点 | 満点 | 得点率(総合) | 短答最低合格点 | 論文(当確点) | 1科目平均点 |
---|---|---|---|---|---|---|
平27 | 835 | 1575 | 53.02% | 114 | 412.0 | 51.5 |
平28 | 880 | 1575 | 55.87% | 114 | 437.7 | 54.7 |
平29 | 800 | 1575 | 50.79% | 108 | 395.4 | 49.4 |
【法務省の公表データより作成(小数点以下四捨五入)】
そうですね。平成18年~平成26年は,7科目【公法系科目(憲法・行政法)・民事系科目(民法・商法・民事訴訟法)・刑事系科目(刑法・刑事訴訟法)】で実施されていました。
現在の採点基準は,平成27年から運用されてますので,それ以降のデータを記載してます。
はい,詳細を確認したい方は,法務省の試験結果のページで確認しましょう。
注目すべきは,合格点の得点率が,50.79%~55.87%の範囲にありますね。
これが,満点を確認した意味です。結局,抽象的に合格を捉えると,とんでもない点を取らないいけないと思ってしまう。
はい,司法試験は,短答と論文の総合評価です。論文における合格必要点を把握するために,換算前の点数を逆算してますよ。
いいですね。そうすると,359.4【平成29年度】が浮かび上がってきます。この数字は,仮に短答を最低で合格した場合に,論文(8科目)の合計として必要な点数になります。
その通りです。したがって,論文でこの点を取れば,短答が悪くても合格できるので,ここでは当確点と定義しました。
ただ,この点でも,いまいちピンと来ないと思いましたので,1科目あたりの平均点も算出しました。
そうですね。年度よって違いますが,49.4点~54.7点の間で推移してます。ここは,ぜひ確認したいです。
はい,抽象的に合格を考えるとそうなります。ぜひ,しっかり数値で捉えるようにしましょう。
あと,論文にも最低ライン25%という基準があります。(公法系科目・刑事系科目は50点,民事系科目は75点,選択科目は25点)
そういうことです。一応押さえておきましょう。では,今日も時間となりましたので終わりにします。
この続きはまた明日,お楽しみに。
スク東ブログの過去の解説編,好評により公開中。
平成29年予備試験民法(解説編)
平成28年予備試験民法(解説編)