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平成29年予備試験民法(解説編)
平成28年予備試験民法(解説編)
まずは,前回までのあらすじから
<前回までのあらすじ>
予備試験の論文試験の試験制度を確認ました。合格点は108点から114点が今までの実績です。あと,合格率も改めて見ておきましょう。
では,はじまり,はじまり。
こんにちは,東さん。今日は,合格率を確認していきましょう。
そうですね。目標を見据えるためにしっかり押さえましょう。
それでは,最後に,実際の合格者,合格率を見てみましょう。
年度 | 受験者 | 合格者 | 合格最低点 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
平成27年 | 7937 | 5308 | 114 | 66.9% |
平成28年 | 6846 | 4621 | 114 | 67.5% |
平成29年 | 5929 | 3937 | 108 | 66.4% |
【法務省の公表データより作成(合格率,小数点2位四捨五入)】
そうですね。現行制度との関係で平成27年以降を記載しました。それ以前も合格率は,65%前後で推移してます。
確かに,合格率を考えるとだいぶ違いますね。ただ,司法試験を受験されている方は・・・。
そうですね。受験者の前提が違います。ですので,見た目の合格率も高くなっているのでしょう。
また,後に確認しますが,司法試験は論文の配点が大きいです。
できる限り,論文を見て合否を判断するということなのでしょう。
ただ,司法試験の場合,予備試験と異なって短答と論文の総合評価になります。
ここは,別途,詳しくとりあげますが・・・。
はい,最終的に総合評価なので,短答が悪くても論文が良ければ合格します。
それで,実際に合格された方もいるのですが,なかなかギリギリで短答合格しても,逆転での最終合格は難しいように思います。
その通りです。総合評価ですので,短答は短答,論文は論文というわけにはいきません。ここは,予備試験とは違うので,確実に押さえたいところです。
そうですね。短答試験を高得点とれるということは,基礎力もあるということです。
論文で逆転すればいいという発想もあるでしょうが,スポーツを見ても先行している方がやはり有利です。
逆転は,たまに起こるからドラマになるわけです。
いろいろな受験生と実際に接すると,短答の点数が悪いとかなり最終合格は難しいという印象です。
そうですね。結果的に,短答ギリギリで最終合格になってしまうはもちろんOKでしょうが,初めから短答ギリギリ狙いというのは,ちょっと怖いように思います。
その通りです。逆転には,他の相手も頑張っているところを,それ以上の実力で追いついて追い越すことが必要です。それを忘れないようにしてください。
では,今日も時間となりましたので,終わりにします。この続きはまた明日,お楽しみに。
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