予備試験27年13問(民法)を検討しよう 実践編 第2回

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こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
今日からは,予備試験27年13問(民法)【司法試験27年27問】を実践的に検討しました。正解は2とでましたが,アが誤っている,イが正しい,エが「正誤不明」だった場合に,正解となりうる肢は,「2.ア エ」以外にもあるようです。すぐ分かると思いますが,スク東先生がコメントしたいと言っていましたが,どういうことなんでしょうね。では,はじまり,はじまり。

では,はじまり,はじまり。

東花子さん

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。昨日の続きから,いきましょう。問題文も確認しておきますね。

請負人の瑕疵担保責任に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

  • ア.仕事の目的物の引渡しを要する場合において,その引渡しの時に目的物の瑕疵が明らかであったときは,請負人は瑕疵担保責任を負わない。
  • イ.仕事の目的物に瑕疵がある場合,注文者は,その瑕疵の修補に代えて,又はその修補とともに,損害賠償の請求をすることができる。
  • ウ.仕事の目的物の瑕疵が注文者の供した材料の性質又は注文者の与えた指図によって生じた場合,請負人は,その材料又は指図が不適当であることを知りながら注文者に告げなかったときを除き,瑕疵担保責任を負わない。
  • エ.仕事の目的物に瑕疵がある場合において,その瑕疵を修補することが不能であるときは,注文者は,請負契約を解除することができる。
  • オ.仕事の目的物の引渡しを要しない場合,請負人の瑕疵担保責任の存続期間は,その仕事が終了した時から起算する。

1.ア イ 2.ア エ 3.イ オ 4.ウ エ 5.ウ オ

早速,アが誤り,イが正しい,エが正誤,保留の時に,「2.ア エ」以外に,正解になるのはどの肢がありますか。

東花子さん

「4.ウ エ」「 5.ウ オ」でしょうか。

違います。どちらか切れてますよ。

東花子さん

あれ,おかしいな。

「2.ア エ」の「ア」が誤りなので, 「4.ウ エ」は,背理消去法で切れてますよ。背理消去法を詳しくしたい方はこちら。

背理消去法(平成27年第6問を例にして)第2回

考えている

そうか,気付きませんでした。

そうですね。この辺は,慣れが大事です。ですので,「5.ウ オ」が論理的には可能性が残っています。

東花子さん

なるほど,「2.ア エ」「5.ウ オ」が正解になりうるのですね。

はい,ですので「2.ア エ」を正解と判断するのは早計だと申し上げたのです。

東花子さん

でも,先生,仮に「5.ウ オ」が正解となると,誤りが,「ア」,「ウ」,「オ」の3つになってしまうと思いますが。

そうですね。5個の肢から誤りの組み合わせを選ぶ問題のとき,誤りの数は2個が一般です。これは,過去問の傾向から見ても分かります。

考えている

はい,時間がなければ「2.ア エ」を選択するのもしかたないです。しかし,論理的に考えるのであれば,「5.ウ オ」の正誤も確認すべきだと思いました。

その通りです。傾向は,変えられれば,おしまいです。ですので,もし,「エ」に自信がなければ,他の「ウ」「オ」のどちらかを確認することになります。

東花子さん

良く,わかりました。そうしたら,短い「オ.仕事の目的物の引渡しを要しない場合,請負人の瑕疵担保責任の存続期間は,その仕事が終了した時から起算する。」を検討すればよいですね。

そうですね。この肢の,正誤はどうですか。

花子さん

正しいですね。

いいですね。この肢も条文(637条2項)がありますので,即答したいです。なので,論理的には,ここで「5.ウ オ」が切れることになります。詳細を復習したい方はこちらをご確認ください。

予備試験27年13問肢オ 第7回

考えている

先生,改めて,早く正解を出すには正確な知識が必要不可欠だと思いました。

その通りです。中途半端な知識ではなく,正確性がとても大事です。
今まで,一緒にやった理解の方法で条文を押させると正確になってくると思います。あとは,コツコツやるしかないと思います。
では,今日は,時間となりましたので,終わりにします。この続きは,また明日お楽しみに。

検討してない肢はこちらより復習ください。

予備試験27年13問肢ウ 第5回

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