予備試験27年5問(民法)肢4を検討する 第6回 民法254条 その2

こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,予備試験27年5問(民法)肢4「Aが甲土地の管理費用のうちBが負担すべき分を立て替えて支払った後,Bが甲土地の自己の持分をCに譲渡した場合,Aは,Cに対し,その立替金額の支払を請求することができる。」の検討を行いました。正解は,わかったのですが,民法254条の意味を考えてくださいとスク東先生に質問されたのでした。では,はじまり,はじまり。
なお,甲土地はAとBの共有で,持分は,1/2ずつです。

花子さん

スク東先生,こんにちは。わかりました。

こんにちは,東さん。元気がいいですね。そうですか,ぜひ,聞かせてもらえますか。

東花子さん

はい,持分がBからCに譲渡されても,Bの管理費用に関する債務の負担は,一般的に移転しないと思いました。

なるほど,どうしてでしょうか。

考えている

持分と債務者の地位は,内容が全く別だからだと思います。

そうですね。債務が移るためには,債務引受の合意をBC間でしなければならないですね。

東花子さん

はい,債務引受の中でも,この場合は,併存的債務引受になると思います。免責的債務引受ですと,Aの承諾が必要となるので。

おお,良く勉強されてます。しかし,仮に254条がなかった場合に,BC間に,併存的債務引受の合意になかったとすると,AのBへの管理費用はどうでしょうかね。

東花子さん

はい,Bは共有物について直接の利害関係はなくなっていますので,支払の協力が得られるとは限らないですね。

そうですね。ですので,Aとしても,今現在,共有物について持分があるCに請求したいところです。この辺りを受けて,民法は254条の規定をおいて,特定承継人にも請求を認めていると思われます。

花子さん

そうですね。もちろん,管理費用を支出したときには,他の共有者に請求できる期待があるので,本件であればAは,支出の際の他の共有者Bには当然に請求できます。

はい,良くできました。一般的に本来どうあるかを考えることが重要ですね。では,時間となりましたので,本日は終わります。次回からは,予備試験27年6問(民法)です。どうぞ,お楽しみに。



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