無権代理の短答過去問を検討する 第2回 条文からの解答(肢ア)

こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
花子さんは,スク東先生と,無権代理の過去問を検討することになりました。肢アから順番に検討するようです。花子さんは,無権代理が少し苦手なので,しっかり押えようと思いました。では,はじまり,はじまり。

考えている

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん。調子は良いですか。

東花子さん

まあまあです。

そうですか。では,早速はじめていきましょう。前回の問題のアからです。まず,問題肢の確認から。

【司法平成23年第3問・予備平成23年第2問改】

  • ア.本人が無権代理人に対して無権代理行為を追認した場合でも,相手方は,その事実を知らなければ取消権を行使することができる。

まず,結論は正しいですか,誤っていますか。

東花子さん

正しいです。

そうですね。なぜでしょうか。

東花子さん

115条に「代理権を有しない者がした契約は,本人が追認しない間は,相手方が取り消すことができる。ただし,契約の時において代理権を有しないことを相手方が知っていたときは,この限りでない。」とあります。

はい,続けてください。

東花子さん

したがって,無権代理の善意の相手方には,取消権があります。問いには,この事実を知らなければとありますので,相手方は善意です。よって,取消権を行使できます。

なるほど,でも肢アでは,本人が無権代理行為を追認しておりますね。したがって,「本人が追認しない間」ではないので,相手方が善意でも取消しができないのではないですか。

東花子さん

確かに,そうとも思えますが,113条2項で,「追認又はその拒絶は,相手方に対してしなければ,その相手方に対抗することができない。ただし,相手方がその事実をしったときはこの限りでない」とあります。

はい,そうですね。

花子さん

したがって,肢のアは無権代理行為を無権代理人に対して本人は追認しておりますが,相手方には行っておりません。したがって,本人は追認の事実を相手方に対抗できないことになります。ですので,やはりこの場合は,115条の「本人が追認しない間」にあたるので,相手方が善意であれば取消権を行使できることになると思います。

おお,その通りですね,大変良くできましたと言いたいところなのですが,なにか上手く説明しすぎですね。なにか調べましたか。

花子さん

はい,条文や文献を見て調べました。

やっぱり,そうですよね。そりゃできますね。でも,短答試験の現場では,何も見れませんね。それで,本番,解答できる自身はありますか。

東花子さん

おそらく,わからないです。いつも,ゴチャゴチャで覚えられないので・・・。

ズコッ,それじゃ意味ないじゃないですか。やっぱり,意味を考えなければいけないことになる。

東花子さん

まぁ,そうなります。

そうですね。では,関連条文について,キチンと意味を考えていきます。では,時間となりましたので終わりにしたいと思います。この続きは明日お楽しみに。



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