代理権の濫用 民法93条ただし書類推適用 第5回 確認編4 最終

こんにちは,スク東ブログへようこそ。まずは,前回までのあらすじから

<前回までのあらすじ>
代理権の濫用の問題について,93条直接適用できない点を確認した花子さんは,どういった意味で93条を類推する基礎があるかの質問を受けているのでした。
では,はじまり,はじまり。

考えている

スク東先生,こんにちは。

こんにちは,東さん,昨日の質問分かりましたか。

東花子さん

わかりませんでした。

そうですか,そういうこともありますね。では,一緒にやっていきましょう。

東花子さん

よろしくお願いします。

まず,代理権濫用に93条を直接適用はできませんでしたね。

東花子さん

そうでした。代理権の濫用は,法律効果を本人に効果させる点で,内心と表示が一致してました。

よく復習できてます。しかし,判例が,93条類推適用としているのは,93条と似たような利益状況があるということですね。そうですね,代理権の濫用について,代理人はどういう意図が内心にあるかわかりますか。

東花子さん

どういう意図だろう。よくわからないなぁ。

あまり,難しいことを聞かないので,イメージして見てください。結局,代理権の濫用は,何のためにするかということですよ。通常は,代理人自身の利益のためでしょうね。もちろん,第三者の利益のためということもありますでしょうが・・・。

考えている

確かにそうですね。本人のためにはやってませんね。

そうです。ここまで説明すれば,表示は,わかりますでしょ。

花子さん

はい,表示については,代理人ですので,本人の利益のためですね。

その通りですね。内心は自己または第三者の利益を図るため,表示は本人の利益を図るためですね。結局,誰の経済的利益を図る点において,内心と表示が不一致で表意者である代理人は,そのことを知っておりますね。

東花子さん

なるほど,だから判例は93条と同じ利益状況があるとして類推適用をして,本人と第三者の利益を調整したのですね。大変よく分かりました。

そうですね,判例の論理もこの機会にしっかり理解していただければと思います。では,今日は,ここで終わりしたいと思います。
次回からは,新しいテーマです。この続きは,また明日,お楽しみに。

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その他の記事はこちら
代理権の濫用 第1回
代理権の濫用 第2回
代理権の濫用 第3回
代理権の濫用 第4回



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