不法行為における損害賠償請求の履行遅滞(最判昭37.9.4)を考える【解説4】

こんにちは,スク東先生ブログへようこそ。

花子さん

こんにちは。スク東先生。

おお,東さん,こんにちは。調子はどうですか。

東花子さん

ま,なんとか,普通ですかね。体調管理をしないといけないと思ってます。

そうですね。体調管理は重要ですね。では,早速,昨日の問いはわかりましたか・・・。

東花子さん

えっと,おそらく「趣旨」ではないでしょうか。

おお,そうですね。趣旨ですね。結局,条文通り行くと問題があるときは,修正しないといけませんね。かといって,勝手なことをやるのは,まずい,そこで立法者の意思に沿えるように趣旨というのですね。東さん,よく気づかれました。

東花子さん

ありがとうございます。でも,結局のところ,どう説明すれば良いかわかりませんでした。

なるほど,いきなりは難しいかもしれませんね。ただ,趣旨を書けといわれて,教材などでをつぶさに調べましたでしょうか。それだと,やることは無限に増えて大変ですね。範囲が広い試験でそんなことは不可能です。もちろん,大変重要なところは別かもしませんが,細部の場合は,常識の視点から自分なりに特定すれば,良いと思います。

考えている

そうなんですね。知らなかった。早く言ってくれればよかったのに。

ま,怒らないでください。ぜひ,考える際は,道徳的な視点を持ってください。では,具体的に,本件の場合,債務者は自分が遅れていると認識しえますか。

東花子さん

うーん。期限の定めがないので,債務者としては,遅れているという認識がないと思います。

そうですね。遅れているという認識もない債務者に,遅滞の責任をおさせるのは,可哀そうですね。ただ,いつまでも,遅滞責任を負わないとするのも,おかしいですね。

東花子さん

そうだと思います。そこで,法は,債権者に請求があった時点で,遅滞の責任を負うことにしたのですね。

そうですね。債権者に請求を受けて,初めて債務者も遅れていると認識しえますからね。結局,債務者が民事上違法だといえるときから,遅滞の責任を発生させて「損害の公平な分担」を図っているように思います。

東花子さん

なるほど。わかります。

では,不法行為の場合は,いつ悪いことをやっていて,民事上違法であることを債務者(加害者)は認識しうるのでしょうか。

東花子さん

そうか,不法行為そのものが悪いことだから,その時点で,債務者(加害者)は民事上の違法性を認識しえますね

そうですね。だから,この場合,不法行為時に,直ちに債務者に遅滞の責任を負わせて「損害の公平な分担」を図ることも制度上,許容できると説明しうるように思います。

東花子さん

なるほど,わかったような気がします

そうですね。ここは,非常に難しいですが,結局のところ「請求」を債務者に違法な認識を与える手段ととらえれば,その必要性がない場合にまで,請求を要求するものではないと考えることもできます。

考えるポイントは,法的論理的帰結を意識しつつ,結論の妥当性を導き出す感じをだすことが重要だと思います。
過去問を通して,ぜひ,考えて勉強して見てください。

花子さん

わかりました。ありがとうございました。

では,本日は,以上となります。あなた様も,どうぞ,お体を大事にして勉強頑張ってください。


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