成績表を見て考えるべきこと(講評編5後半)

こんにちは。本日もスク東先生ブログにようこそ。
さっそく,昨日の本題に入っていきます。まずは,問いの確認から。

Q.試験で不合格となった甲さんは,成績表を受けて,改善方法を考えた結果,勉強の方向性について,以下の結論に至りました。どう思われますか。大切な方向性の問題ですので,ぜひ考えてみてください。

1 今回は,憲法がAだったから,来年の勉強は,憲法は少なめで,成績がEだった民訴を中心にやろう。(講評済:詳細
2 あと,1点で不合格だったから,来年はこの調子でやれば受かるだろう。(講評済:詳細
3 全く,点数が足りなかった。自分はこの試験に向いていないのではないか・・・。(講評済:詳細
4 改善するために,知り合いの合格者に聞いて教えてもらおう。(講評済:詳細
5 短答は,今年合格したので,論文を中心に勉強しよう。(講評済【前半】:詳細

では,講評させていただきます。ここで,あえて,講評と申し上げているので,正解ではありません。あくまでも,さまざまな受験生を見た結果,こう思いますということです。ぜひ,ご一考いただければと思います。

5 短答は,今年合格したので,論文を中心に勉強しよう。(1)(2)は,こちら
(3)短答合格圏外で(1583番以下)で最終不合格になった場合【2016年度138点以下】

大変恐れ入りますが,その考えは,大変危険です。来年,確実合格をするためには,絶対評価である短答で,しっかり貯金を作りたいところです。しかし,この考えに,あなたは,以下のような疑念が生じるかもしれません。

ア.最終的には,論文の配点が大きいから論文勝負じゃないか。
イ.短答で,自分よりも点数悪かった人が,実際に最終合格している。

なるほど,なるほど。それは,客観的な事実に基づいた指摘ですね。それでは,この疑問について深く確認します。

ア.最終的には,論文の配点が大きいから論文勝負じゃないか。

確かに,その通りですね。しかし,短答で後れを取っている人が,論文で逆転できるでしょうか。逆転にかける気持ちはわかりますが,あまり期待できないと思います。このことは,スポーツで考えるとよく分かります。

例えば,マラソンで合格というゴールに向かって受験生が一斉に走っているとします。短答の点数は,いわば中間地点での通過タイムです。ここで後れを取った場合,合格できる順位で最終のゴールテープを切るには,当然,先に走っている人以上のスピードで走って,追いつき追い越さなければいけません。

もちろん,前で走っている人も論文勝負だと思っているので,必死に走っています。そもそも,中間タイムで遅れた原因の多くが,基礎体力不足です。基礎体力不足なのに,前に追いつき追い越すことは,一般的にできるのでしょうか。ぜひ,よく考えていただきたく思います。
 
逆転は,「たまに」起きるものです。ですので,「たまに」が起きずに最終で不合格となるのは,厳しいですが「順当」ということになります。ぜひ,短答対策を大事にしましょう。

イ.短答で,自分よりも点数悪かった人が,実際に最終合格している。

なるほど,確かにその通りですね。そして,その方は,こういうでしょう「論文勝負」だと。しかし,準備の段階で,確率が低い方法にかけるのは危険のように思います。感覚的には,短答500番以内で,最終合格になる方は,5人に2~4人,短答合格圏外で合格する人は,10人に1人~3人くらいだと思います。
そして,1~3人合格者の多くも2000番前半の方で,短答下位合格,例えば4000番台では,かなり確率は低いと思います。(スポーツでいうと大逆転レベル,めったに起きない。)
ぜひとも,ご自身にとって,都合のいい情報を,安易に受け入れないでください。

最後に,これらのポイントをまとめる上で,参考になる言葉ありましたので,ご案内させていただきます。

<ポイント>
「勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし」(松浦静山の言葉)

都合よく合格することはあっても,不合格には必ず理由があります。ですので,ア,イなどの安易な根拠に基づいて,論文を中心に行動することは大変危険です。結果的に本番で,短答が悪く,論文が良かったことにより合格することは,仕方がないのですが,準備の段階で,それを狙うのは非常に危険であると思います。ぜひ,短答も十分に対策ください。

では,時間となりましたので,終わりにさせていただきます。
季節の変わり目となりますが,今日も勉強頑張ってください。明日も,新しい内容を投稿する予定です。ぜひ,今後もご期待ください。



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