<試験範囲が広い司法試験・予備試験は,暗記では対応できない>
短答試験の現場でわからない問題が出たとき。
条文の文言を試験現場で思い出そうとするのは,暗記中心の勉強である可能性が高い。
確かに,勉強のスタンスに絶対的な正解はない。したがって,あなたが,抜群の暗記力で,条文の知識をそのまま思い出せるのであれば,それで問題はない。
しかし,司法試験や予備試験は試験範囲が広い。
そのため,多くの人は,現場で,正確に思い出だそうとすると,仮にそこで思い出せない場合,わからないできないになってしまいがちである。
司法試験・予備試験では,暗記中心の勉強では,リスクは高く,多くの方は対応できないと思われる。
<試験では最低限の知識と論理が聞かれている>
司法試験,予備試験では,最低限の知識と論理が聞かれているように思われる。
実際に,今日では,単純な知識は,インターネットで調べればすぐにわかる世の中になっており,調べてわかることを,あえて費用をかけて専門家に聞くことは,通常しない。
(確認の意味で,聞くことはあるかもしれないが,よほど重大なことなければ,有料ではきかないだろう。)
このような実情から,確実に単純な知識の価値は低くなってきてる。
専門家として役立つためには,基本から組み立てて回答を導き出す論理が大切になる。
実務家登用試験である司法試験・予備試験も,その点を出題者は,必ず意識しているはずである。
ぜひ,論理を意識して,考えながら勉強することを強く推奨します。
※論理の参考例は,ブログで随時行う予定です。